2010年02月21日
フェブラリーS、よりスポーツ的な競馬
《札幌競馬場で》
JRAの今年最初のG1、フェブラリーS。予想通りというか、期待通りというか、エスポアールシチーが圧勝した。余裕で2番手を追走、直線に入るとポーンと後続を引き離した。実に強かった。ドバイのオールウエザーでウオッカと対決することになるようだが、一体どうなるのだろう。
思うのだが、競馬は走りそのものを率直に楽しめる。少なくとも、トップランナーとして品格がないとか、服装、発言が気にくわないとか、セレモニーの態度がだらしないとか、およそ競技そのものとは関係ないところで、議論されることはまずあり得ない。
そう考えると、人間が行う競技より競馬の方がよほど純粋にスポーツとして楽しめるような気がする。強いものが勝ち、それを支持したものが利益を得る。きわめてスッキリした図式だ。
もし、負けた馬が「楽しめたので悔いはありません」などと発言したら、競馬場のファンは「それもあり」と変に納得などしない。怒り心頭に発するはずだ。オリンピックを見るより、よっぽどシビアーに見ている。
ここのところ、何となくオリンピック中継を見てしまっているが、きょうのフェブラリーSを観戦して、久し振りに清々しい気分になった。
Posted by とろさぶりん at 19:21│Comments(0)
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